2016セミナー内容紹介

【セクション1】

~じっくり聴こう~ 基調講演

『鍼灸治療で出会う 精神疾患患者への対応について』

医師の板村論子先生に基調講演をお願いしました。板村先生は中臨床センターにて中医学を学び始めてその面白さに引きこまれ、今回のTCMNにご協力いただく運びとなりました。鍼灸臨床でもよく訪れる精神科領域の疾患を持つ患者さんに対して、どのような対応を心がけるべきなのか、お話していただきます。

 

【セクション2】

~作ってみよう~ 分科会

■my鍉鍼を作ろう:銅線を削って自分の好きな角度の鍉鍼を作ります。あるいは圓鍼になるかも?!
上手にできたら金メッキはご自宅でチャレンジしてみよう。

■my棒灸カバーを作ろう:オーブン陶土(粘土)を使って、棒灸のカバーをつくります。
形作りまで。
電子レンジ・パン焼きのオーブンで焼くのはご自宅でお願いします。

■myカッサを作ろう:自由樹脂を使って、自分の手になじむ「カッサ板」を作ります。

 

 

【セクション3】
~学んでみよう~ 分科会

◇アナーキーな中医基礎学!(齋藤隆裕)
(基礎学:レベル1:『東洋医学概論』未修者向け)
「中医学とは?」のシステムと全体的な概要について学習します。
担当するのは中医臨床センターのセンター長ことMr.アナーキー、ちゃいとん先生。

◇ 画像で学ぶ舌診入門!
(診断学:レベル2:『東洋医学概論』学習中者対象)
客観的な所見である「舌診」を詳しく解説します。弁証論治の出発点である「情報収集」において、舌診は欠かせません。豊富な画像資料を用いて、明日の診療から使える舌診を学びます。(猪狩賢二先生)

◇ クールな配穴法入門!
(処方学:レベル3:『経絡経穴概論』修了者対象)
弁証★論治の中医学。そこで一番のボトルネックとなるのは「処方」=配穴!
無限のツボの組み合わせから《これぞ!》と言う処方を導き出す方程式を学びます。
(太田ゆーし先生)

◇ ガチ勢のための弁証論治!(座学)
(弁証論治:レベル4:『東洋医学臨床論』学習中~臨床家向け)
「弁証論治」のシステムについて学習します。
2016年、夏。ついにドン・カマチョが覚醒した!!!
中医でカンスト気味のガチ勢君子たち、危うきに近寄るのは今でしょ!!
(かまーちょ先生)

◇ クレバーな吸角法入門!(実技)
(+αの治療を導入したい人向け)
ガラスのカップを用いた《カッピング》。美容系や健康増進系としては、日常診療に加えたい、プラスαのテクニック!(実技:上野☆悠香先生)

◇ 「目にキクカ?」ダジャレで学ぶクルミ灸!
(+αの治療を導入したい人向け)
「クルミの殻」と「キク花」を使った目玉の温灸です!
実際に体験したり手法の手ほどきを受けた人は少ないのでは?
中医臨床歴ベテランの渡邊明春先生がタントウ!!

 

【セクション4】15:10~
~体験してみよう~ 分科会

◇ 李氏補瀉法(関口善太先生)
李世珍先生が来日されてはや10年以上の月日が流れました。以来、脈々と伝えられ続けている「家伝」の鍼灸術。中医学という流派はありません、ビヨンド・TCMの世界へ。

◇ 朱氏頭皮鍼(渡辺明春先生)
昨年大反響だった朱明清先生の《頭皮針》アメリカでは《zhu scalp acupuncture》として一世を風靡されたあの技術の基本的な手法をご紹介頂きます!

◇ 醒脳開竅法(植松秀彰先生)
牧田総合病院が天津中医薬大学の協力を得て《醒脳開竅法》を導入したのが20年以上前。以来「牧田中医クリニック」で行われている、脳血管障害への経験と知識をご紹介いただきます!

◇ そこが知りたい中医鍼灸~婦人科編~(金子朝彦先生)
『そこが知りたい中医鍼灸』『問診のススメ』など、中医学を学ぶ人への道標となるような臨床経験をまとめた書籍を次々と世に送り出している、金子先生より日常診療の深くてためになる話を頂戴いたします!これは貴重だ!!!

◇ 実践中医鍼灸  ~耳鍼の応用~ (河原保裕)
Mr.中医鍼灸、河原先生がついに秘伝の耳鍼を披露してくれることになりました!
様々な疾患に応用が効くことで注目を浴びている耳鍼。
+アルファの臨床家を目指したいなら刮目 して参加するしかない!!

◇ 刮痧を使ってみよう!
「つくろう!」で作った鍉鍼やカッサを、実際に使ってみようネ!
顔面部の美容を中心に、ちゃいとん先生が「3分で結果が出る美容カッサ術」を惜しげも無く披露してくれチャイナ~!!!

 

—-懇親会—–

懇親会!(先着60名 参加費+3500円)
TCMNは中医学を学ぶ同士・学生・先生たちとの大交流会です!TCMNに来て懇親会に参加しないなんて・・・!?