■棒灸カバーとは、TCMNの事務局&講師&中医臨床センターのセンター長&鍼灸らせん堂院長、齋藤先生が開発作成した、「棒灸」をより便利に、効果的に、使い易くするためのステキ道具(アイテム)です。
【参考】トワテックさんの記事より
煙がほとんど出ない!? 齋藤式棒灸カバー制作講習会に潜入取材!!
創意工夫で引き出す「棒灸」の魅力。
東京衛生学園専門学校中医臨床センター長・齋藤隆裕先生インタビュー
【前編】中医学における棒灸の利用
2015.03.24 カテゴリ: インタビュー
煙のせいで日本では敬遠されがちな棒灸を、より効果的に、そして使いやすくするために、独自の土器製棒灸カバーを開発・作製した齋藤隆裕先生。現在、東京衛生学園専門学校の中医臨床センターではセンター長として、また治療院「鍼灸らせん堂」の院長として指導や治療にあたっているが、カバーを開発し始めたのは学生時代だという。自らを“治療道具マニア”と称し、気になる道具は入手して実験してみるという齋藤先生に、棒灸の魅力や活用法についてうかがった。【中編】“治療道具マニア”が開発した「齋藤式棒灸カバー」活用術
【後編】「齋藤式棒灸カバー」で広がる棒灸の活用法
施術効率大幅UP! 齋藤隆裕先生の棒灸カバー製作&活用講座!
第1回 齋藤式棒灸カバーの作り方
2015.04.07 カテゴリ: コラム
棒灸施術において障壁となる大量の煙…お悩みの先生も多いのではないでしょうか? 東京衛生学園専門学校の中医学研究所中医臨床センター長・齋藤隆裕先生が開発したオリジナル棒灸カバーは、そんな悩みをもつ治療家の救世主! 学外からも問い合わせが殺到するというそのカバーの作り方、そして活用術を動画付きで伝授します!第2回 『感冒』への棒灸アプローチ
第3回 『胃腸不良』への棒灸アプローチ
施術例
齋藤先生の土器の棒灸カバー(いい名前募集中)の利点
棒灸の欠点である
・煙が多すぎる
・温度調節がしづらい
・熱が逃げる(輻射熱の50%以上が無駄になる)
と言ったところを補ってくれる道具です。
中国には既に木製(プラスチック)のカバーがありますが、↓↓
これも、木製なので熱とヤニですぐにボロボロになってしまいますし、箱自体がかなり熱くなります。
そこで、齋藤師が開発したのがこれです。
1999年頃、第一号
「棒灸を半密閉することで、酸素の供給量を調節し、燃焼スピードを遅延させることで、煙が少なくなる」のです。
また、「上に逃げた輻射熱が、土器に跳ね返って、懐中電灯のように真下に熱が戻る。その時に土器の作用で粗熱が取れて、遠赤外線が増強される」とのことです。
新しい素材との出会い
■縄文人の血を色濃く引いた齋藤先生は、土器で棒灸カバーを作り、形状を工夫して現在の形にたどり着きました。
で、はじめは完全に土を焼成して作っていたのですが、インターネットを使える縄文人の血を色濃く引いた先生は、「オーブン陶土」と言うものを発見して、入手し、作成してみました。
電子レンジのオプション機能「オーブン」で焼き固められるのです。これは便利でした。
その土をゲットして以来、あちこちで「土器の棒灸カバー」(なにか良い名称募集中)として、作り方を教えています。
対象疾患は「温補真陽」として、「命門・丹田灸」を患者さんに施術したり、ガンなどの慢性疾患の方には自宅で施術して貰うようにしています。
セミナーで教えること
今回のTCMNは、形を作るだけで、その後
乾燥→オーブンと言った作業が必要ですが、それはご自宅でやってください!と言うセミナーです。
参考写真
苦節10数余年、ついに土器棒灸カバーが世界中(ウソ)から注目
これからも縄文式土器をよろしくおねがいします。
「『棒灸カバー』って何ぞ?」への2件のフィードバック
コメントは停止中です。